アップルウォッチって新モデルが出ても画面の大きさ以外、見た目での性能の差ってわかりにくいですよね。
しかし、新機種が出るごとに世代の更新を重ねてアップルウォッチができることってかなり進化しているんです。
この記事ではアップルウォッチでできることを機能別の比較でわかりやすくまとめてあります。
宜しければ最後までご覧ください。
最新のアップルウォッチでできること
2022年はApple Watch Series8、Apple WatchSE(第2世代)、Apple Watch Ultraの3種類が発売されました。基本的にはiPhoneとの連携で便利に使えるスマートウォッチの一種ですが、Apple製品だけあって、iPhoneとの親和性はダントツです。
セルラーモデルであれば、アップルウォッチ単体でメッセージの送受信や通話、位置情報の確認などが可能です。
具体的な利用シーンとしては、ランニング中や水泳中にiPhoneをロッカーに入れていても着信やメッセージの確認ができるので、急に大切な連絡が来ても安心ですね。
また、ストリーミングで音楽再生などもできるのでアップルウォッチの容量を気にせず楽しむこともできます。
iPhoneのありかを音で知らせることもでき、どこに置いたかわからなくなってしまった時などに便利だし、Suicaなどキャッシュレス決済もできる。
健康に関する機能も進化していて、心拍数のチェックはもちろん、不整脈検出、血中酸素濃度測定や転倒検出からの緊急通報など、普段の生活における健康リスクにも対応していますので、健康管理の良きパートナーとしても優秀なのです。
そんなアップルウォッチですが、ここからはモデルごとにそれぞれの特徴とできることを解説していきます。
後半の章では、機能別に以前のモデルとの比較をしています。
Apple Watch Series8の特徴とできること
Apple Watch series8は、今までのアップルウォッチと比較して進化した部分が皮膚温センサー、衝突事故検出、最大36時間持続するバッテリーなどが挙げられます。
アップルウォッチのスタンダードモデルとして、魅力的な機能が多数搭載されています。下記はその一覧です。
常時表示ディスプレイ
50メートル耐水性能(IP6X等級)
最大18時間(低電力モード時は36時間)持続バッテリー
約45分で最大80%までの高速充電
心電図アプリ対応
第3世代の光学式心拍センサー
血中酸素ウェルネスアプリ対応
皮膚温センサー
Digital Crownの触覚的反応
常時計測の高度計
転倒検出・衝突事故検出
緊急SOS
海外での緊急通報(GPS+cellular モデルのみ)
ファミリー共有設定(GPS+cellular モデルのみ)
Apple Watch SE(第2世代)の特徴とできること
Apple Watch SE(第2世代)は、前モデルのApple Watch SEに続き高機能が求めやすい価格というのが特徴です。下記はその機能の一覧です。
50メートル耐水性能(IP6X等級)
最大18時間持続バッテリー
第2世代の光学式心拍センサー
Digital Crownの触覚的反応
常時計測の高度計
転倒検出・衝突事故検出
緊急SOS
海外での緊急通報(GPS+cellular モデルのみ)
ファミリー共有設定(GPS+cellular モデルのみ)
Apple Watch Ultraの特徴とできること
Apple Watch Ultraは2022年の新機種中フラッグシップモデルとなる製品です。今までにない機能なども搭載されており、アップルウォッチを海や山などの野外活動で、ウォータースポーツや耐久レースなどの環境下でも安心して利用できる設計が特徴です。下記はApple Watchに搭載されている機能の一覧です。
常時表示ディスプレイ(series8よりも2倍の明るさ。最大2000ニト)
100メートル耐水性能(IP6X等級)
航空宇宙産業レベルのチタニウムケース
ダイビングアクセサリの国際規格準拠(EN13319、MIL-STD810 H)
最大36時間(低電力設定時は最大60時間)持続バッテリー
約60分で最大80%までの高速充電
心電図アプリ対応
第3世代の光学式心拍センサー
血中酸素ウェルネスアプリ対応
皮膚温センサー
Digital Crownの触覚的反応
カスタマイズ可能なアクションボタン
デュアルスピーカーと指向性ビームフォーミングの3マイクアレイ
常時計測の高度計
水深計、水温センサー
転倒検出・衝突事故検出
サイレン
緊急SOS
海外での緊急通報(GPS+cellular モデルのみ)
ファミリー共有設定(GPS+cellular モデルのみ)
2周波GPS、GNSS、GLONASS、Galileo、Beidou
アップルウォッチの機能比較
ここからは、アップルウォッチに搭載されている機能別に対応モデルをご紹介していきます。
常時表示ディスプレイ比較
常時表示ディスプレイはアップルウォッチ第5世代からの機能で、Apple Watch SEには搭載されていません。
第5世代(1,000ニト)
第6世代(1,000ニト)
第7世代(1,000ニト)6世代と比較して70%以上明るく
第8世代(1,000ニト)
Apple Watch Ultra(2,000ニト)
画面の明るさはApple Watch Ultraのみ最大2,000ニトで、これはiPhone14シリーズと同等になっています。
僕はまだ常時表示ディスプレイが搭載されていないアップルウォッチ第2世代を使ってるので、手が上げられない状態で時間を確認するときにいちいちディスプレイをタッチしないといけないので、かなり不便を感じています。
両手に買い物袋を持った状態で時刻確認できずに電車を逃すなんてこともあったので、もういい加減に買い替えようと思います。
耐水性能比較
耐水性能はアップルウォッチUltra以外のほぼすべてのモデルで水深50mまで。水泳やサーフィン、シャワー程度の水であれば問題なく駆動します。Ultraについては、ダイバーズウォッチには及びませんが水深100mまでの耐水性能で、ジェットスキーなどのような水流や、水深40mまでのダイビングなどにも対応しています。
2015年発売
初代(第1世代):IPX7等級の耐水性能はあるが防水性能はなし。雨に濡れる程度は大丈夫。
2016年発売
series1:IPX7等級の耐水性能はあるが防水性能はなし。雨に濡れる程度は大丈夫。
series2:水深50m/水泳も大丈夫
2017年発売
series3:水深50m/水泳も大丈夫
2018年発売
series4:水深50m/水泳も大丈夫
2019年発売
series5:水深50m/水泳も大丈夫
2020年発売
Apple Watch SE第1世代:水深50m/水泳も大丈夫
series6:水深50m/水泳も大丈夫
2021年発売
series7:水深50m/水泳も大丈夫
2022年発売
series8:水深50m/水泳も大丈夫
Apple Watch SE第2世代:水深50m/水泳も大丈夫
Apple Watch Ultra:水深100m/40mまでのダイビングも大丈夫
アップルウォッチは防水機能ではなく耐水機能を備えています。水の侵入を防ぐ「防水」ではなく、水が浸入しても(ある程度)耐えられる「耐水」ですので、水は入ります。その水を排出する機能を備えているのがアップルウォッチのすごいところ。
アップルウォッチの耐水機能の活用についてはこちらの記事でご紹介しています。
アップルウォッチのケース比較
第1世代のモデルは、話題にもなった純金製のケースがラインナップされています。当時は100万円を超える価格でしたが、2年後には7割引で販売されるなど、これまた話題になったことを覚えています。
サイズと材質
2015年発売
初代(第1世代):38mm/42mm アルミニウム/ステンレススチール/18K イエローゴールド/18K ローズゴールド
2016年発売
series1:38mm/42mm アルミニウム
series2:38mm/42mm アルミニウム/ステンレススチール/セラミック
2017年発売
series3:38mm/42mm アルミニウム/ステンレススチール/セラミック
2018年発売
series4:40mm/44mm アルミニウム/ステンレススチール
2019年発売
series5:40mm/44mm アルミニウム/ステンレススチール/チタニウム/セラミック
2020年発売
Apple Watch SE第1世代:40mm/44mm アルミニウム
series6:40mm/44mm アルミニウム/ステンレススチール/チタニウム
2021年発売
series7:41mm/45mm アルミニウム/ステンレススチール/チタニウム
2022年発売
series8:41mm/45mm アルミニウム/ステンレススチール
Apple Watch SE第2世代:40mm/44mm アルミニウム
Apple Watch Ultra:49mm チタニウム
カラー
2015年発売
初代(第1世代):通常(スペースブラックステンレス/ステンレス) sport(スペースグレイ/ゴールド/ローズゴールド/シルバー) Hermès(ステンレス) Edition(イエローゴールド/ローズゴールド)
2016年発売
series1:通常モデル(スペースグレイ/ゴールド/ローズゴールド/シルバー)
series2:通常モデルアルミニウム(スペースグレイ/ゴールド/ローズゴールド/シルバー) 通常モデルステンレススチール(スペースブラックステンレス/ステンレス) Nike+(スペースグレイ/シルバー) Hermès(ステンレス) Edition(ホワイト)
2017年発売
series3:GPSモデル/GPS+Cellularモデルアルミニウム(スペースグレイ/ゴールド/シルバー) GPS+Cellularモデルステンレススチール(スペースブラックステンレス/ステンレス) Nike+(スペースグレイ/シルバー) Hermès(ステンレス)
2018年発売
series4:GPSモデル/GPS+Cellularモデルアルミニウム(スペースグレイ/ゴールド/シルバー) GPS+Cellularモデルステンレススチール(ステンレス/スペースブラック/ゴールドステンレス) Nike+(スペースグレイ/シルバー) Hermès(ステンレス)
2019年発売
series5:GPSモデル/GPS+Cellularモデルアルミニウム(スペースグレイ/ゴールド/シルバー) GPS+Cellularモデルステンレススチール(ステンレス/スペースブラック/ゴールドステンレス) Nike(スペースグレイ/シルバー) Hermès(ステンレス/スペースブラック) Editionチタニウム(ダーク/ライト) Editionセラミック(ホワイト)
2020年発売
Apple Watch SE第1世代:通常モデルアルミニウム(スペースグレイ/ゴールド/シルバー)
series6:GPSモデル/GPS+Cellularモデルアルミニウム(スペースグレイ/ゴールド/シルバー/ブルー/(PRODUCT)RED) GPS+Cellularモデルステンレススチール(シルバー/グラファイト(DLC)/ゴールド(PVD)) GPS+Cellularモデルチタニウム(チタニウム/スペースブラック)
2021年発売
series7:GPSモデル/GPS+Cellularモデルアルミニウム(グリーン/ブルー/(PRODUCT)RED/スターライト/ミッドナイト) GPS+Cellularモデルステンレススチール(シルバー/グラファイト(DLC)/ゴールド(PVD)) GPS+Cellularモデルチタニウム(チタニウム/スペースブラック)
2022年発売
series8:GPSモデル/GPS+Cellularモデルアルミニウム(ミッドナイト/スターライト/シルバー/(PRODUCT)RED) GPSモデル/GPS+Cellularモデルステンレススチール(グラファイト/シルバー/ゴールド/スペースブラック)
Apple Watch SE第2世代:GPSモデル/GPS+Cellularモデルアルミニウム(ミッドナイト/スターライト/シルバー)
Apple Watch Ultra:GPSモデル/GPS+Cellularモデルチタニウム(ナチュラル)
モデル・材質によってカラーのラインナップが異なります。初期のモデルは当時のiPhoneのカラーと近い設定にしてあったようですね。
重さとストレージ容量
2015年発売
初代(第1世代):38mm/40g 42mm/50g 8Gのストレージ
2016年発売
series1:38mm/25g 42mm/30g 8Gのストレージ
series2:38mm/28.2g 42mm/34.2g 8Gのストレージ
2017年発売
series3:38mm/26.7g 42mm/32.3g 8Gまたは16Gのストレージ
2018年発売
series4:40mm/30.1g 44mm/36.7g 16Gのストレージ
2019年発売
series5:40mm/30.8g 44mm/36.5g 32Gのストレージ
2020年発売
Apple Watch SE第1世代:40mm/30.4g 44mm/36.2g 32Gのストレージ
series6:40mm/30.5g 44mm/36.5g 32Gのストレージ
2021年発売
series7:41mm/32.0g 45mm/38.8g 32Gのストレージ
2022年発売
series8:41mm/32.0g 45mm/38.8g 32Gのストレージ
Apple Watch SE第2世代:40mm/26.4g 44mm/32.9g 32Gのストレージ
Apple Watch Ultra:49mm/61.3g 32Gのストレージ
チタニウム素材であるUltra以外は軽い素材のアルミニウムの通常モデルで比較しています。ストレージは容量が大きくなってきていますが、iPhoneは持たずにアップルウォッチのみ身に付けてのアクティビティでもより多くの音楽を楽しめたりできるようになっています。
バッテリー・充電時間比較
ApplewatchUltra以外は最大18時間となっています。全部同じに見えますが、機能が増えてできることがたくさんあるのに、駆動時間が変わらないって実は凄いことだと思います。
低電力設定時はさらに長持ちする仕様なので、様々な生活シーンで活躍できますね。
2015年発売
初代(第1世代):最大18時間駆動
2016年発売
series1:最大18時間駆動
series2:最大18時間駆動
2017年発売
series3:最大18時間駆動
2018年発売
series4:最大18時間駆動
2019年発売
series5:最大18時間駆動
2020年発売
Apple Watch SE第1世代:最大18時間駆動
series6:最大18時間駆動
2021年発売
series7:最大18時間駆動
2022年発売
series8:最大18時間駆動
Apple Watch SE第2世代:最大18時間駆動
Apple Watch Ultra:最大36時間駆動
アップルウォッチUltraに関しては、トライアスロンや登山、ダイビングなどの利用シーンが想定されるので、長時間持続できて且つ多機能というのは非常にありがたいです。
健康・ウェルネス対応比較
年々高まる健康志向。医療用の器具ではないにしろ、アップルウォッチを身に付けておくだけで、心拍数や血中酸素濃度の測定、新モデルでは皮膚温センサーで推定排卵周期記録ができるなど、重大な疾病の早期発見なども、アップルウォッチができることの一つです。
2015年発売
初代(第1世代):心拍センサー
2016年発売
series1:心拍センサー
series2:心拍センサー
2017年発売
series3:心拍センサー(第1世代の光学式)
2018年発売
series4:心電図アプリ/ 心拍センサー(第1世代の光学式)
2019年発売
series5:心電図アプリ/ 心拍センサー(第2世代の光学式)
2020年発売
Apple Watch SE第1世代:心拍センサー(第2世代の光学式)
series6:血中酸素ウェルネスアプリ/ 心電図アプリ/ 心拍センサー(第3世代の光学式)
2021年発売
series7:血中酸素ウェルネスアプリ/ 心電図アプリ/ 高心拍数と低心拍数通知(第3世代の光学式)/ 不規則な心拍リズム通知/
2022年発売
series8:血中酸素ウェルネスアプリ/ 心電図アプリ/ 高心拍数と低心拍数通知/ 不規則な心拍リズム通知(第3世代の光学式)/ 皮膚温センサー/ 過去の排卵推定できる周期記録/
Apple Watch SE第2世代:高心拍数と低心拍数通知/ 不規則な心拍リズム通知(第2世代の光学式)/ 周期記録
Apple Watch Ultra:血中酸素ウェルネスアプリ/ 心電図アプリ/ 高心拍数と低心拍数通知(第3世代の光学式)/ 不規則な心拍リズム通知/ 皮膚温センサー/ 過去の排卵推定できる周期記録/
心電図アプリで測定した結果はPDF形式で出力できるので、医療機関受診の際には持参していくと良いようです。医療機関によってはアップルウォッチ外来を開始しているところもあるんですね。アップルウォッチができることってすごく進化していることがわかります。
転倒検出・衝突事故検出比較
アップルウォッチの転倒検出機能は、検出後画面上の通知に着用者が反応しない場合に30秒間、アップルウォッチが手首を叩きつつ警告音とともにカウントダウンをします。それでも反応が無い場合に、自動的に119番に緊急通報をしてくれる機能です。
新モデルには衝突事故検出機能も加わり、アップルウォッチが検出できることが増えたわけですね。
2015年発売
初代(第1世代):なし
2016年発売
series1:なし
series2:なし
2017年発売
series3:なし
2018年発売
series4:転倒検出
2019年発売
series5:転倒検出
2020年発売
Apple Watch SE第1世代:転倒検出
series6:転倒検出
2021年発売
series7:転倒検出
2022年発売
series8:転倒検出/ 衝突事故検出
Apple Watch SE第2世代:転倒検出/ 衝突事故検出
Apple Watch Ultra:転倒検出/ 衝突事故検出
アップルウォッチでできること まとめ
アップルウォッチができることって、世間の情勢に応じて進化してきたのがわかります。
血中酸素濃度測定はコロナの影響もあるでしょうし、さまざまなアクティビティへの対応も健康志向への対応です。
僕も普段腕時計は着用しない派だったのに、アップルウォッチを手に入れてからは付けてないと落ち着かない体になってしまいまして・・・。
そろそろ最新モデルを買おうかと思います。