ファスナーの直し方 外れたのが両方の場合

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ファスナー

ファスナーを直そうと思っても、応急処置はどうしたらいいかよくわかりませんよね。

慌ててしまって、逆に直せなくなったり、生地を傷めてしまったら元も子もありません。

ここでは、ファスナーが両方外れてしまった場合の簡単な直し方をまとめてありますので、手遅れになる前にご一読ください。

 

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ファスナーのしくみ

ファスナーが両方外れた状態になっちゃうと、閉めたくても閉められない!

って困っちゃいますよね。

これの直し方をお伝えする前に、ファスナーの構造について理解しておく必要があります

ファスナーの素材は金属や樹脂製で、生地や用途に合わせてたくさんの選択肢から選ぶことができます。

環境に配慮した素材のものも増えています。

引用:YKK.com

どの種類のファスナーもしくみは一緒で、「務歯(むし)」や「エレメント」と呼ばれる歯がかみ合うことで、開けたり閉じたりすることができます。

取っ手のことを「引手(ひきて)」、それがくっついている部分は「スライダー」と呼ばれます。

因みにファスナーと生地の接合部分を「テープ」と言いますので、併せて覚えておいてください。

ファスナーが両方外れたというのは、私の主観ですが、二つに分類されます。

まずはスライダーがエレメントから外れてしまった状態ですね。

引用:https://marietta.jp

ファスナーの両端には上止、下止という留め具が付いていますが、これごと外れてしまっているのか、スライダーの途中で外れてしまっているのかによって、対応方法が違ってきます。

もう一つは、スライダーは特に外れたりしてないですが、エレメントがぱっくり割れてしまった状態です。

引用:YouTube.com

ここからは、ファスナーがエレメントから外れてしまった場合の直し方を、状況ごとにご案内します!

ファスナーの直し方 外れたのが両方の場合その1 スライダーが外れた!

スライダーが外れてしまった場合は、単純に付け直せば解決です。

とは言え、どうやって付け直せばいいの?

ってなかなかすぐにはわからないですよね。

方法としては、力技でなんとかするか、上止めか下止めを外して付け直すかどちらかです。

スライダーが物理的に破損してしまっている場合は、新しいものを用意する必要があります。

今手元にない場合は、今日はそのファスナー製品はあきらめて、別の物を使いましょう。

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力技でなんとかする方法

この方法は、スライダーの噛み合わせ部分をペンチで広げて、エレメントに入れ直す方法です。

スライダーの素材によって、できるものできないものがありますので、状況に応じて試してみてください。

スライダーを広げて、エレメントに入れ直して、ペンチで締め直す。

手順は簡単ですが、広げ過ぎてエレメントが劣化したり、締めすぎてファスナーの開閉が上手くできないなど、弊害もあり得ますので注意しましょう。

引用:futogaiku.com

広げるときは、マイナスドライバーで広げます。

てこの原理を使うと比較的簡単にできると思いますが、マイナスドライバーで手指を怪我しないように気を付けてくださいね。

付け直す方法

ファスナーエレメントの端の方を一旦外します。

金属製のファスナーの場合は、上下の止め具も小さい金属パーツになっていることが多いので、ラジオペンチなどで広げて外します。

外したところから、スライダーを付け直して、スムーズに開閉できることを確認したら、止め具をペンチで締め直して完成です。

樹脂製のファスナーの場合は、止め具の部分も樹脂製か、生地と同じ素材で縫い付けになっているかだと思います。

金属製と違って、広げて外すことができないので、ニッパーなどを使って切断します。

生地を傷めないように細心の注意を払ってくださいね。

スライダーを戻したら、止め具を付け直して終了・・・。

ですが、切断しちゃってるので、新しい止め具が必要になります。

手芸屋さんやネットでも買えるので、そちらで買うのが最善だと思いますが、そもそも応急処置でどうにかしたいってことも多いと思いますので、その場合は止め具があった部分に端切れを固く縫い付けておきましょう。

端切れや糸も好きな色のものにすると、かえって愛着が湧いていいかも知れませんよ。

この方法であれば、スライダーも傷めずに済みますので、まずはこの方法を試してみて、うまくいかなかったときの最後の手段として、力技を使うっていう順番の方がいいんじゃないかと思います。

上止め、下止めが生地に覆われていて外せない場合は力技を使うしかないと思います。

ファスナーの直し方 外れたのが両方の場合その2 エレメントぱっくり状態!

この状態は、「X」の中心がスライダーで、上下両方ともエレメントとの噛み合わせが外れてしまい、上げても下げても閉まらない状態です。

これを直すのは意外と簡単、ラジオペンチで締めるだけです。

噛み合わせが緩んだことで起こる状態ですので、緩みを直すっていうだけですが、締めすぎると動かなくなっちゃいますので、加減しながらやるようにしてくださいね。

私は締めすぎてファスナーが動かなくなり、緩めようと思ったらスライダーが変形して戻せなくなって、結局ファスナーごと交換する羽目になったこともあるので、慎重にやることをおススメします。

急がば回れですよ!

関連記事:ファスナーの外れたズボンの直し方

関連記事:ファスナーがかんだ時の直し方

まとめ

今回は、ファスナーの直し方のうち、外れてしまったのが両方の場合をご紹介しました。

ファスナーの素材や状態によって、応急で対応できる場合とそうでない場合がありますね。

直し方でも力技でやる方法は、力加減が難しいかも知れません。

状態がさらに悪くなったり、生地を傷めたり、デメリットの可能性もあります。

お気に入りの小物だったり衣服だったりしたら、安易な応急処置は選択しない方が良いかもしれないですよ。

今回はあくまでも応急処置としてのやり方のご紹介ですので、時間と手間が許すのであれば、専門のところで直すようにしてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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