お出かけした先で、ファスナーが急に外れてしまったことはありますか?
鞄や上着のファスナーでも大変ですが、ズボンのファスナーが外れてしまった場合はさらに焦ると思います。外れたファスナーは自分で直すことはできるのでしょうか?どんな道具を使えばいいのでしょうか?まとめました。
ラジオペンチを使った直し方
出典:ウィキペディア
ズボンのファスナーの持ち手部分の片側、または両側が外れてしまった場合、ラジオペンチで直せる可能性があります。
まずスライダーの隙間をラジオペンチで広げ、広げた隙間にファスナーのエレメント部分を入れ込みます。そしてペンチで締め直して隙間を調整し、正しい角度になったら持ち手を上下させて問題なく開閉できるか確認します。
隙間を調整する際に、ペンチを強い力で押しすぎるとファスナーが動かなくなるので注意が必要です。
出典:https://kawasyuri.com/curation/fastener_repair/
マイナスドライバーを使った直し方
マイナスドライバーを使ってスライダーの隙間を広げることもできます。
マイナスドライバーだけで直す場合は、スライダーの隙間にエレメントのギザギザの部分を入れ込んだ後、幅を調整することができないので、隙間を広げすぎないようにしてくださいね。
広げ過ぎると結果的にズボンがはけない状態は改善されませんよ。
出典元:http://www.sentakuya.jp
道具を使わない直し方
ペンチもマイナスドライバーも持っていない…
外出先ではそんなに都合よく持っていないことの方が多いですよね。なんとか道具を使わず、素手で直す方法はないのでしょうか?
あるんです!
エレメントのギザギザの部分をよく見て、どこからスライダーが外れてしまったのかを探してみましょう。
スライダーが外れたということは、エレメントのギザギザの部分のどこかが広がってしまっているはずです。
広がってしまった部分を見つけて、そこからスライダーを入れ込みます。
スライダーが入ったら何度かスライドさせて、一旦ズボンのファスナー全開状態にしましょう。
そしてその後ファスナーを閉めると、外れることなくスライダーが動きます!
しかし、開いてしまった部分はそのままになっているので、あくまでも応急処置として考えてください。
開きが大きいとこの応急処置もうまくいかないので、お次は応急処置の最終手段です笑
どうしても直らないけど今すぐファスナーを閉めたいとき
道具を使っても素手でもファスナーが直らない、でも開けっぱなしにしておくわけにはいかない…そんなときは超応急処置になりますが、ズボンをはいた状態でファスナーの後ろからガムテープでとめましょう!
家に帰るまでの時間を何とかガムテープで持ちこたえさせよう作戦です。
長めの上着やトップスを着ていれば、ズボンのファスナー部分は隠しながら帰ってこられますよね。
修理に出すといくらくらいかかる?
ファスナーを直すことが難しい場合は、新しいファスナーを買ってきて自分で取り替えるか、業者さんに修理を頼むことになります。
ズボンなど生地の固いものは自分でファスナーを縫い付けるのも難しいので、無理せずリフォーム屋さんなどに相談してみましょう。
スライダーだけ交換するときは1,000円、ファスナー全体を交換すると2,000円程度かかります。
ファスナーが壊れただけでズボンがはけなくなってしまうと、それがお気に入りの物だったりしたら一層悲しいですよね。
しっかり修理して長く着られた方が良いと思います。
まとめ
ファスナーは突然壊れることが多いので、ある程度の直し方を知っていると焦らず対応できますね。ペンチかマイナスドライバーを持っていれば安心ですが、日常的に持ち歩くことってなかなか無いと思います。
道具を持っていなくてもできる応急処置のやり方はぜひ参考にしてください。
本記事でご紹介したやり方は、あくまでも応急処置です。無理やり直そうとすると壊れてしまったり、生地を傷つけてしまう可能性もあるので、直すのが難しそうなときは修理に出すことも検討してくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。