使わなくなったり壊れてしまったスマホを処分したい。
一部自治体や大手キャリアでは引き取ってくれたりもしていますが、いざ処分となると、個人情報などデータ消去しないと流出しないかなど気になりますよね。
ちゃんとデータ消去できれば良いですが、電源が入らなくなっていたり、操作ができなくなっていたりするとそれも叶いません。
そんな時は物理的にスマホを破壊してから処分すれば問題ないのか?
そんな疑問について、ケータイショップ店員・スマホアドバイザーの経験もある筆者が解説していきます。
スマホを処分する時に破壊は良いのか?
結論から言うと「破壊は良くない」です。
スマホの電池はリチウムイオンのバッテリーが使われています。
このバッテリー、物理的に破壊しようとすると爆発や発火の恐れがあるのです。
私がいたスマホショップでは、ケータイリサイクルで不要なガラケーやスマホも回収していました。
お店にはガラケーのボタンを破壊する器具があり、情報漏洩防止のために電源ボタンなどを物理的に破壊してから回収していたのですが、経験の浅いスタッフが誤ってスマホを破壊してしまい、発火してボヤ騒ぎになったことがあります。
バッテリーさえ回避できれば、スマホを破壊しても発火に結びつくことは無いかもしれませんが、出来なかった場合は結構な大ごとになるかと思いますので、おススメはしません。
破壊せずに安全な方法で処分しましょう。
スマホを破壊せずに安全に処分するには
スマホを破壊せずに安全に処分するには、スマホの状態にもよりますがいくつか方法がありますのでご紹介しておきます。
キャリアショップに持ち込む
初期化してからキャリアショップに持ち込むのが最善と言えます。
無料で引き取ってもらえますし、キャリアショップは各所に点在しているので、間口が広いです。データ消去についても、一部有料かも知れませんが対応してくれます。
スマホ以外にもケーブル類などの付属品関係も引き取ってくれるので、一緒に持っていくのもありですね。
ただし混雑していることも多いので、予約を取ってから行くと良いですよ。
店員からしてもその方がありがたいのです。
自治体の回収方法に従って処分する
自治体によっては、回収できる品目に入っているところもあります。
そういった地域にお住まいであれば、データ消去したうえ自治体のルールに従って処分しましょう。
回収ボックスを設定しているところもありますので、自治体に直接問い合わせをしてみることをおススメします。
リサイクル業者などに処分を依頼する
キャリアショップや自治体以外だと、一般のリサイクル業者に処分を依頼すると良いでしょう。
ただ、費用が発生するはずですので、スマホだけではなく他の家電製品などの処分する予定があれば、ついでにという感覚ですね。
ネットでも申し込みもできるので、直接足を運ぶのが面倒な方には良いかも知れません。
スマホ処分についてのまとめ
ここまでご紹介してきたスマホの処分方法は、データ消去が可能な状態で、消去済みというのが前提でした。
スマホの状態によっては物理的にデータ消去ができない場合もあります。
また、データ消去ができていたとしても、スマホの仕組み上メモリに残存しているデータが残っていないとも限りません。
そのようなことがご心配な場合は、処分に出す前にあえて水没させてしまえば、多少リスクは軽減されるかもしれません(防水の機種もあるので確実とは言えません)。
スマホの物理破壊専門の業者もあるようなので、個人では破壊せずに専門業者に安全に対応してもらいましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。