「えっ、もう23%⁈ 家を出る時は100%だったのに…」
同じスマホを長く使っているとこういった経験をする人も多いのではないでしょうか。
あるいは買ったばかりのスマホでも同じようなことが起こっている人もいると思います。
新しい機種に買い換えれば簡単に解決しますが、まだ本体代の分割払いが終わってなかったり新機種を買うお金がなかったりと、そう簡単には買い換えれないですよね。
そこで今回はスマホアドバイザー経験もある筆者が電池が減るスピードを少しでも遅くする方法をご紹介します。
意外と知られていない対策もありますのでぜひ最後までご覧ください。
スマホの電池が1日キープできる可能性が上がること間違いなしです。
スマホの電池の減りが早い原因と対策
スマホの電池の減りが早くなる原因はいくつかあり、対策法もあります。
ここでご紹介する対策法は簡単なものばかりですのでぜひ実践してみてください。
スマホの電池の減りが早い原因~経年劣化~
スマホの電池にはリチウムイオン電池という電池が使われています。
リチウムイオン電池は小型で軽く、寿命が長いという特徴があります。
しかしいくら寿命が長いと言っても経年劣化は起こります。
この経年劣化が電池の減りの最も大きな原因です。
多くのスマホは2年ほど使い続けると電池の減りが早くなってしまいます。
経年劣化しているかどうかは、iPhoneの場合は「設定」の「バッテリー」の項目から、「バッテリーの状態」で確認できます。80%を切っていたら買い替えた方が良いでしょう。
Androidの場合は各メーカーがどのような基準を設けているか不明な部分もあるので、キャリアショップで修理に出してみましょう。
修理の場合はデータ初期化が絡むので、事前にバックアップを取っておいた方が良いかもしれません。
スマホが電池残量を正しく認識できていない
OSのバグや不具合でスマホが電池残量を正しく認識できていない場合があります。
買ったばかりなのに電池の減りが早い原因の多くはこのケースです。
最新のOSにアップデートすることで改善されることも多いので、OSは定期的にアップデートするようにしましょう。
改善されない場合はその他設定・本体不具合の可能性もありますので、購入店やキャリアショップに相談してみると良いかもです。
画面の明るさの設定
スマホの画面が明るければ明るいほど電池の減りが早くなります。
明るさが最低の時と最大の時とでは電池の消費量が2倍ほど変わる場合もあります。
なるべく画面を暗くして電池の減りを遅らせましょう。
スマホを使う度に明るさを調整するのが面倒な人には自動調整機能がおすすめです。
周りの環境に合わせて明るさを調整してくれるので非常に便利です。
一定時間操作していないとスリープ状態(画面が暗くなる状態)になりますが、それまでの時間がどうなっているかも確認しておきましょう。
稀に「設定なし」になっていて、画面をつけっぱなしでカバンに入れてる方もおられます。
誤作動にも繋がりますので気を付けてくださいね。
Wi-Fi、Bluetoothの設定
Wi-FiやBluetoothに未接続の状態で設定をオンにしていると電池の減りが早くなります。
なぜならオンの状態だとスマホはWi-FiやBluetoothの接続先を探し続けるからです。
Wi-Fiを接続しない環境やBluetooth接続を使わない時は設定をオフにしましょう。
自宅ではスマホをWi-Fiに接続する人も多いと思いますが、自宅を出る時に設定をオフにし、帰ってきた時にオンにするようにすると電池が長持ちします。
位置情報サービスの設定
スマホアプリの位置情報サービスを「常に許可」にしていると、バックグラウンドで通信した状態となり電池の減りが早くなってしまいます。
天気アプリやナビアプリなど必要なもの以外は「アプリの使用中のみ許可」もしくは「許可しない」に設定しておきましょう。
アプリの数(特にクリーナーアプリ系に注意)
スマホアプリの中にはバックグラウンドで通信するものも多くあります。
アプリの数が増えれば増えるほどバックグラウンド通信による電池の減りが早まります。
バックグラウンド通信をオフに設定することもできますが、使っていないアプリがあれば消去するようにしましょう。
スマホの容量が増えホーム画面もスッキリするというメリットがあります。
筆者が受けるご相談で多いのが、「クリーナー系のアプリ」です。
「スマホの不要なファイルを消去」、「高速化」、「軽量化」、「バッテリーの最適化」などをうたい文句にポップアップ表示(画面上に自動的に表示)されることが多く、「実行する」系の選択肢をタッチしてしまうと、本来不要なアプリがインストールされてしまいます。
これらのアプリが厄介で、同じような手口で次から次へと類似アプリでスマホ本体を埋め尽くしてしまいます。
今まで対応した方で多い方だと数十個の類似アプリが同時に動いていて、電池が減るのもあっと言う間だし、アプリが邪魔をしてまともに操作ができない状態にもなっていました。
ほんとうに気を付けてください。
電波状況
電波が弱い場所に長時間いるとスマホの電池が早く減ってしまいます。
なぜならスマホは送受信する電波が弱い場合には、より強い電波を探し続けて電池を消耗するからです。
難しいかもしれませんが、電波状況が悪い場所はなるべく避けるようにしましょう。
スマホの電池を長持ちさせるために必要なこと
スマホの電池は充電方法などでも経年劣化を早めてしまうこともあります。
ここではスマホの電池を長持ちさせるために必要なことを3つご紹介します。
過充電を避ける
スマホの充電は100%になっても自動で止まりません。
そのまま充電され続ければ電池に負担がかかってしまい、電池の減りが早くなってしまいます。
就寝中にスマホを充電する人もいると思いますが、その場合はワイヤレス充電のバッテリーに優しいものを使ったり、過充電防止の設定などを確認しておきましょう。
充電回数
スマホの電池であるリチウムイオン電池は約500回充電すると性能が半減すると言われています。
従って充電回数を減らすことで電池の経年劣化を遅らすことができます。
こまめに充電するのではなく電池の残量が少なくなってから一気に充電するようにしましょう。
ただし、緊急時の連絡がつかなくなるなどのデメリットも考えられますので、上記の対応をする場合は予備用のバッテリーを用意しておくなどの対策も必要かなと思っています。
充電中に使用しない
スマホを充電しながら使う人は多くいると思いますが、実はこの行為も電池に負担をかけてしまいます。
充電中のスマホを使用することは過充電に繋がり必要以上に熱を発してしまいます。
充電しながらの長時間通話や動画視聴は電池に優しくない使い方です。
充電中はなるべくスマホを使わず充電が終わってから使うようにしましょう。
まとめ
スマホの電池の減りが早い大きな原因はリチウムイオン電池の経年劣化です。
経年劣化を止めることはできませんがその他の原因への対策はできます。
具体的な対策は以下の通りです。
・OSをアップデートする
・画面を暗くする
・Wi-FiやBluetoothが未接続の時はオフにする
・位置情報サービスは必要なアプリだけ許可する
・不要なアプリは消去する
・電波状況が悪い場所にはなるべく行かない
また電池の経年劣化を遅らせるために、過充電を避け、充電回数を減らし、充電中はなるべくスマホを使わないようにするということを頭の片隅に入れておきましょう。
最後までご覧頂きありがとうございました。